◆◆【言いたい放談】背景に何が?ヴァイツゼッカー元大統領の息子刺殺さる
https://www.youtube.com/watch?v=NeGhLks1Jks

◆ヴァイツゼッカー元大統領の息子が刺殺されたニュース
◆ヴァイツゼッカー元大統領のお兄さんで核物理学者
カール・フリードリッヒ ホン ヴァイツゼッカー博士には二度、
◆いまになって振り返ると
◆ というわけで今回は、そのエピソードに関連して

◆拙著「日本人の知らないスパイ活動の全貌」
(前半)』クライン孝子 AJER2019.4.10(5)
https://www.youtube.com/watch?v=fCd0pAQ9stI
◆ベッラさんのブログより
https://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/fccc4fb2fb8b9b82c645da51715f027f
◆04 ある核科学者のスパイ力
―MI5―
◆ 敗戦直後、その彼らトップクラスの「核」化学者一〇人
◆ そこで急遽、米国では犯人探しがはじまったのだ
■政治を凌駕する英雄?
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◆ヴァイツゼッカー元大統領の息子が刺殺されたニュースを知った直後、一瞬、、背後関係を疑った私でしたが、その後、このニュースに関しドイツのマスコミは一切、報じる気配がなく、私も後追いすることを断念しました。

◆ヴァイツゼッカー元大統領のお兄さんで核物理学者
カール・フリードリッヒ ホン ヴァイツゼッカー博士には二度、お会いしたことがあります。
一度は1980年半ば、ちょうど日本へ里帰りをしていたとき、某知人に誘われ、2時間ほど、とある喫茶店で、、
博士のお話しを聞かせていただきました。2度目は『ベルリンの壁』崩壊直後、フランクフルトのある会合に
招待されたときでした。

◆いまになって振り返ると、あの頃、博士にお近ずきになることで、きっと貴重なお話しをお伺いできたのではなかったかなあと、そう思うと残念でなりません。

◆ というわけで今回は、そのエピソードに関連して
◆拙著「日本人の知らないスパイ活動の全貌」
(前半)』クライン孝子 AJER2019.4.10(5)
https://www.youtube.com/watch?v=fCd0pAQ9stI
並びに
ベッラさんのブログより
https://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/fccc4fb2fb8b9b82c645da51715f027f

◆04 ある核科学者のスパイ力
―MI5―

◆マンハッタン計画に参画
世界で最初に「核分裂」を発見したのはドイツの化学者オットー・ハーンである。ハーンはフランクフルト生まれで、その胸像がかつて生家だった場所にあり、そのことを知った私は、以後、ときどきそーっと花を供えている。

それはさておき、彼は、この功績で一九四四年ノーベル化学賞を受賞し、『核の父』としてその名を世界に知らしめた。一方で、「核の恐怖」を熟知していた彼は、二十世紀(少なくとも前半世紀)、物理学の権威として世界的に名声を博し、一九三二年、三十一歳の若さでノーベル物理賞を受賞したウェルナー・ハイゼンベルクら数人とともに、第二次世界大戦後は、一貫して「核」の安易な開発(とりわけ兵器目的)に反対を訴え続けてきた。

◆ 敗戦直後、その彼らトップクラスの「核」化学者一〇人を、「待ってました」とばかりケンブリッジ近辺の「ファームホール」に幽閉してしまったのが戦勝国英国である。これは「Alsos」ミッションオペレーションなる英国諜報機関による工作で、
一つは、第二次大戦終焉とともに、ソ連をはじめフランスなど、「核」開発に食指を動かしている国の手に「ドイツのエリート核学者たちが落ちてはならぬ」とデモンストレーションを行って見せたのであり、
二つは、戦時中、英国は、充分な資金を持ち合わせていなかったばかりに、著名な反独核学者を巧みに煽ることで米国に「マンハッタン計画」を押し付けた。その延長線上にあって、次は、ドイツの主たる「核」学者を虜にし、彼らの「核」開発ノウハウを失敬し、より優れた「核」兵器開発に取り組むことにしたからだ。

◆ 敗戦直後、その彼らトップクラスの「核」化学者一〇人、広大な庭付きの「城」に住み、実に優雅な抑留生活を送っている。ただし、その代償として、あらゆる場所、特に部屋という部屋に盗聴器を仕掛け、彼らの会話を盗み聞きし、時に尋問し、ドイツ独自核開発機密資料を没収している。その彼らの抑留生活が半年と短期間で済んだのは、この間に英国諜報機関が、彼らドイツトップクラスの化学・物理学者たちから、米国に優るとも劣らぬ「核秘密情報」を確保したからである。
◆ 今一つは、この時期、「マンハッタン計画」=ロスアラモス原爆開発に直接関わっていた英国のそうそうたる「核」学者たちが次々と帰国し、米国における体験を生かすことで、独自の「核」開発に乗り出していた。
◆ 理論物理学者クラウス・フックスもその一人だった。彼はロスアラモス研究所に英国から派遣された有能な学者で(ノーベル賞候補の一人としてその名が挙がっていた)、一九四五年八月九日に長崎に投下された新型プルトニウム二三九原子爆弾開発チームの中心人物だった。それゆえに、英国では、彼の帰国にあわせ、新設された英国ハーウェル原子力研究所の所長のイスを用意したばかりか、米英原子力会議の一員として、極秘情報に接する権限を与えた。
物静かで控え目、その上、寡黙で生真面目、研究一途な彼は同僚にも上司にも受けが良く、そういう意味では、彼は実に順調な出世街道を歩いていた。というのはあくまでもオモテ向きでのフックス像で、実は、今一つ、彼には、ソ連の秘密工作員と接近し、米英の原爆機密情報を横流ししている別の顔があった。
その彼の人となりを手短に紹介すると、実は彼は生粋の英国人ではなかった。一九一一年、当時ドイツ人として、牧師だった父の任地リュッセルハイム(フランクフルトの隣町)で生まれたからで、母はフックスが十九歳のとき、ウツ病を患い自殺している。
幼少の頃から利発で、数学に秀でていたフックスは、大学で自然科学を専攻している。思想的には父の影響を受けて革新的で、在学中、勉学のかたわら、政治活動に積極的に参加し、やがて共産主義に心酔しドイツ共産党に入党している。 ところが、ドイツでは一九三三年にナチス政権が誕生したことで、彼は、共産党員であるがゆえに官憲に危険人物としてマークされ追われる身となり、フランス経由で英国へ逃げることにした。
◆ 渡英後の彼は、心機一転、ひたすら得意の物理部門の研究にいそしみ、結果、渡英四年目にして早くも、エディンバラ大学の上級クラス博士号を取得、同時に同大学で教鞭を執る幸運にも恵まれた。もっとも、第二次世界大戦勃発後の一九四〇年六月には、敵国ドイツ国民であるがゆえに収容所に隔離されてしまう苦い経験をしている。運よく先輩のとりなしで釈放されたばかりか、英国籍取得という幸運に恵まれた。そのフックスが英国のために、例の「マンハッタン計画」に参画することは当然の成り行きだったのだ。

■政治を凌駕する英雄?
その彼の対ソスパイ行為が発覚したのは、一九四九年八月二十九日、ソ連最初の核実験成功の驚愕ニュースが米英両国にもたらされたからである。いやそれだけではない。その二ヶ月後の十月、中国では、毛沢東率いる中華人民共和国が、片や欧州では、米ソ対立激化で、ドイツ東西分断国家が成立してしまった。
かくして、第二次大戦後の、唯一の「核」保有国としての、その有利な立場を世界に誇示し世界支配を試みる「アメリカン・ドリーム」は見事に泡沫化してしまった。

◆ そこで急遽、米国では犯人探しがはじまったのだ。これに火をつけたのが「赤狩り」で知られるマッカーシー旋風で、ことの始まりはこの延長線上にあって、一九四〇年代後半、ソ連の暗号を解読する米英共同研究「ヴェンナ計画」の結果、暗号解読新兵器が開発され、在NYソ連領事館モスクワ宛のメッセージ「一英国人化学者による原子力に関する記録」で、フックスのスパイ行為があぶりだされたのだ。

ー中略ー

◆釈放されたフックスは東ドイツのドレスデン(プーチンが五年にわたりスパイ活動に携わっていたKGB支部所在地)に移住した。東ドイツでは「核の父」として英雄扱いされたことで、スパイ活動とは縁を切り、遅まきながら、独身生活に別れを告げ妻帯している。
◆ もっとも、こと核開発に対する情熱はその後も絶やすことなく、毛沢東も核兵器製造に血道を上げていると知った時は、自ら率先して、中国の研究者に核技術のノウハウを伝導している。その結果が、一九六四年に中国の米露英仏に次ぐ世界で五番目の核実験成功ニュースである。皮肉なことに、この年、日本では東京オリンピック開催でヒートアップし、この事実を軽く見て、見落としてしまったようだが。
 それはさておき、そのフックスだが、一九八八年、翌年の「ベルリンの壁」崩壊を見ることなく生涯を閉じている。
◆ これをして何と解釈すべきか。フックスは少なくとも政治に翻弄されるようなひ弱な「核」学者ではなかった。逆に戦後の世界政治をことごとく攪乱させた点において、政治を凌駕する強かな英雄だと私は思っている。
 私の解釈は間違っているだろうか。

参照

1)【教えて!ワタナベさん】
「電通が赤字!?」の衝撃~NHKはどこへ行く?[桜R1/11/23]
https://www.youtube.com/watch?v=m_G96HEMhmQ
◆2)【討論】日本核武装論[桜R1/11/23]
https://www.youtube.com/watch?v=l3WVHGBNC68
3)『香港・韓国から見る分裂する世界(前半)』
渡邉哲也 AJER2019.11.21(7)
https://www.youtube.com/watch?v=sHLWL0PcP88
◆4)韓国はGSOMIA継続直前に中国と防衛協定を結んでいた【及川幸久−BREAKING−】(ベッラさんのブログより)
https://blog.goo.ne.jp/bellavoce3594/e/7b3f2a6083d9a8d0a2a0aea312cec83f
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◆◆「神と人間道」ミュンヘン在住永冶ベックマン啓子
http://d.hatena.ne.jp/eschborn/20180121/1516539025
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◆◆西部先生ゼミナール、クライン孝子の巻
http://s.mxtv.jp/nishibe/archive.php?keyword=%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E5%AD%9D%E5%AD%90

クライン孝子から見えてきた事
http://blog.55fujix.com/shacho_blog/4622
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◆安倍昭恵氏よりご丁寧なお礼のお手紙を頂戴しました拙著
==敗戦国・日本とドイツ 戦後70年でなぜ差がついたのか==
ドイツ在住45年余のノンフィクション作家、渾身の直言。
http://books.rakuten.co.jp/rb/13452098/
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◆あけのうた雅楽振興会代表理事 はせくらみゆき
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_21世紀を迎えた今世界は混沌としています。日本もその渦て
政治経済ともに、国際的視点に立脚し欧州からの情報収集が不可欠に
なってきています。欧州の国際情勢を日記風にまとめドイツ滞在歴
45余年の経験を生かし、現地よりレポートします。
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